京都・美山エコツーリズム

美山町

地理

美山町は、園部町・八木町・日吉町とともに、南丹市を構成する地域です。 南丹市域は東西に長く、京都府を南北に区切るような形をしています。 日本海に注ぐ由良川、太平洋に流れる桂川という加工が全く異なる一級河川が流れる珍しい市です。

京都府下では京都市に次ぐ面積(南丹市616.40km²、京都市827.9 km²)を持ち、美山町はかやぶきの里が代表する日本の農山村の原風景と豊かな自然が息づく大きな町です(面積370.47km²)。

また、美山町東部に位置する三国岳(959m)山麓の由良川源流域には、京都大学芦生研究林の広大な自然林が広がっています。芦生の森は関西屈指のブナ林があることで知られています。

自然環境

美山を自然を象徴する芦生研究林の面積は約4,200ha 、ブナ・アシウスギ・トチノキ・ミズナラ・ブナなどの大木もみられます。標高は1,000m 以下の低山帯の山々が連なっていますが、気候区分では日本海型と太平洋型の移行帯に位置しています。植生区分の上からも暖温帯林と冷温帯林の移行帯にあたるため、多様な生物の生育・生息環境が形成されています。植物相では維管束植物だけでも約900 種近くに達し、哺乳類ではツキノワグマ・ニホンカモシカ・ヤマネといった京都府のレッドデータブック記載種のほぼ全種の生息が確認されているなど、多くの生き物を支える大変貴重な森です。

町域を横断する由良川水系には、特別天然記念物のオオサンショウウオをはじめ、アユ・アマゴ・ゴリ・ウナギ・オヤニラミ・アカザ・アジメドジョウなど、清流に生息する魚たちも多く生息しています。

暮らし

美山町の人口は約4,000人です。昭和30年代には1万人を越えた時期もありましたが、現在では半減し、さらに毎年約100人の人口が減少している少子高齢化の進んだ過疎の町です。そのような情況の中でも、芦生の松上げ、盛郷・殿・川合の上げ松、川合のキツネ狩り、樫原のからす田楽、田歌の祇園神楽など、数百年続く伝統的なお祭りが今尚受け継がれています。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているかやぶきの里は、まさに美山町の伝統的な景観と暮らしの象徴ですが、美山町全域にかやぶき屋根は散在し、昔ながらの暮らしぶりや景観が維持されています。2015年度には、美山町全域とその周辺の丹波高原域が国定公園になる予定であることは、美山町が「残すべき日本の美しい農山村の景観」を呈している証でもあります。「暮らしが景観を形成する」の言葉どおり、まさに美山町住民の暮らしが美しい日本の農山村の風景をつくってきたのです。

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