第1回美山エコツーリズム大会in美山

  • HOME
  • >
  • miyama tryal warking stay
miyama tryal warking stay

【概要】
日程 2017年3月2日(木)〜5日(日) 3泊4日
受入先
・観光農園 江和ランド http://www.cans.zaq.ne.jp/ewaland/
・一般社団法人 南丹市美山観光まちづくり協会 http://www.miyamaeco.com/
・美山ふるさと株式会社(自然文化村) http://www.miyamafurusato.com/
参加者 4名(男性2名・女性2名/20代〜50代 各1名)
主催 南丹市・南丹市美山エコツーリズム推進協議会
協力 京都移住計画





美山のエコツーリズムに関する仕事体験を通じて、美山という地域に出会い、美山で働く人、美山で暮らす人とつながるきっかけをつくってもらいたいーそんな思いから企画した3泊4日のみやまトライアル・ワーキングステイ。朝晩の冷え込みは厳しかったものの、マンサクや梅の花がほころび、時折あたたかな日差しが届く中で過ごした4日間の様子をご紹介します。


1. 3月2日(1日目)


昼過ぎに集合し車中で3泊4日のオリエンテーションを行った後、美山に到着。各自が希望した職場先で夕方まで過ごしました。夕食には江和ランドのスタッフが作ったお米や野菜が並び、「このお米、美味しいですね」「普段こんなに食べないけど…つい…」などの声も聞かれました。

夕食後、ワークシートを使って学びを整理し全員で1日の体験を振り返りました。「田舎でのビジネス・仕事の作り方に関心があり参加した」という阿波屋泰喜さん(学生)は、南丹市美山観光まちづくり協会(以下DMOと表記)を職場体験先として希望。「“来たらどうにかなるだろう”と漠然と参加している自分に気がついた。課題意識を持って取り組めるよう、自分の中で一度整理したい」と話されました。また、「3.11以降自分自身の価値観が揺らぎ、関西に戻ってきた」と話す江川加絵さん(社会人)は、自然と共にある暮らし・営みへの関心から江和ランドでの職場体験に参加。ワークシートには「こんにゃく芋を洗って、皮をむき、小さく切ってから、お湯で茹でて、茹でたものに水を加えてミキサーにかけて、どろっとした状態のものを更にかき混ぜる。(中略)水で溶いた炭酸カルシウムを加えて、こんにゃく玉をつくって、沸騰したお湯に少しずついれる。20分くらいでお湯を変えて、もう一度沸騰したお湯に入れて20分したら出来上がり」と、携わった作業工程をすべて書き出した上で「土から掘ったものが、手を加えることで他の形になるーこんにゃくを作るすべての過程を知ることができたことが良かった」とご自分の感想を述べられました。






1. 3月3日(2日目)


「薪ストーブの暖かさでぐっすり眠りました」との声も聞かれる中で2日目が始まりました。





江和ランドでは、膝までの雪が残る畑で冬野菜の収穫が行われていました。「近い将来、京都府内で田舎暮らしを実現させたい。田舎での日常の感触を確かめたくて参加した」と話す坂本浩二さんに、作業の合間に少しお話をうかがいました。

—午前中はどんな作業をされたのですか?



朝は、味噌の仕込みに大豆に火をかけました。かまどで5時間炊くんですって。大豆がやわらかくなるまでの間、畑で冬野菜の収穫をしました。人参と、大根、それに水菜です。あたり一面雪なので、「この辺りに人参があるはず」と見当をつけるスタッフの後をついて、人参を掘り出しました。掘った後をそのままにしておくと鹿が食べてしまうので、もう一度雪をかぶせるということも知りました。実はさっき、生のままかじってみましたが、甘いですね。

—今、どんなことを感じられていますか?



いやぁ、大豆をかまどで炊くと聞いてハッとしましたね。私は大阪市内(都会)に住んでいますが、味噌は家で作っています。でも大豆を炊くのはガスです。効率的ですし何しろ早い。でもここでは、薪で5時間。火の加減を見ながら、1日をかける。1日大豆を炊いて過ごすということです。同じ味噌づくりでも、流れる時間が違う。まさに暮らしの一部として、大豆を炊きながら畑の世話をし、収穫した野菜でご飯を作るわけです。あぁ、私はこういう時間が流れる暮らしをしたいんだな、性に合っているなと思いました。

坂本さんは、「芋掘りやイチゴ狩りが体験したいわけでなく、土のある暮らし、田舎の日常そのものを体験したかったので、今すごく充実しています」とも話してくださいました。江和ランドでの味噌づくりは、“宿泊者向けの体験アクティビティ”ではなく、季節と密接につながった農閑期の日常そのもの。特別に設えられていないリアリティであり、その一端に自分自身が加わっているという実感が“暮らし・働きを体験している手応え”につながっているようです。





午後はDMOでの職場体験中の阿波屋泰喜さんを訪ね、鶴ケ岡地区にある老舗旅館「きぐすりや」さんに向かいました。ここでは、ルーマニア人のラモーナさんが「きぐすりや」の神田夫妻に地区のこと・鯖街道のことetc.を取材されていました。ラモーナさんはDMOが作成中の外国人向けのコンテンツのライターさんです。そこへトライアル・ワーキングステイ参加者である阿波屋さんも同行します。阿波屋さんにDMOの仕事を見てもらうと同時に、エコツーリズムの観点で地域をとらえて、地域の情報やコンテンツをどのように加工して来訪者に届けるかを知ってもらおうと考え、この日の業務をアレンジされたようです。





夕刻それぞれが職場先から戻り、皆で食卓を囲みます。秋に収穫し冷凍保存しているマイタケの入ったキノコ汁と並んで、日中の収穫作業で掘り出した人参と大根はサラダに、水菜は鹿カツの付け合わせとして食卓に上がりました。夕食のあとは、町内で定期的に開催されているエコツアーカフェ※に参加。この日のゲストは、長野光孝さん(美山の文化財を守る会 会長)。美山の地名を紐解くことで見えてくる歴史や、地域にまつわる伝説「八つ頭の鹿退治」をはじめ、地域を史実から見る面白さを語ってくださいました。トライアル・ワーキングステイの参加者にとっては、長野さんが話される地名も名所旧跡も、初耳だらけ。地理的な把握が難しい状況ではありましたが、「自分たちの住む地域を知りたいと思って、こんなにもたくさんの人が集まることに驚いた」「観光客向けに噛み砕いた説明ではなく、地元の寄り合いみたいな雰囲気の中に入れてもらったのが嬉しかった」と、地域の空気感を感じ取っていました。

※エコツアーカフェ=南丹市観光まちづくり協会が主催する、ゲストトークとフリーディスカッションで構成される地域のエコツーリズム資源を地元住民が学ぶ場。


3. 3月4日(3日目)







朝起きて皆で食卓を囲み、職場体験先に向かうー「おはよう」「いただきます」「いってきます」と言葉を交わし、それぞれの1日がはじまりました。午前中は、自然文化村・河鹿荘での職場体験を希望した河村梢さんを訪ねました。

「観光地美山では、どんな風に地域の特色を活かしながら宿泊業を行っているかに関心があって希望しました」と話す河村さんは、普段、京都市内で宿泊業に携わっていらっしゃいます。次年度上半期に開催されるツアー一覧をPC入力し、ツアー本数やツアーに伴うバス手配の複雑さを理解した上で、職員の大野琢馬さんから各ツアーのコンセプトや特徴の説明を受けていました。


—普段のお仕事との共通点はどこに感じましたか?

都市部でも田舎でも、宿泊希望者から宿泊予約に関するシステムは同じなんだなぁと思いました。うちでも同じようなフォーマットの台帳で予約管理をしているので、親近感が湧いたというか、びっくりしました。あと、書類が山積みだったり、壁にいろんなメモが貼られているのも同じ。電話でのお問い合わせ内容も似ていて、宿泊者が不安に思うことや、知りたいことは、共通していると感じましたね。


—逆に、違いを感じた点はありますか?

フロント職員がツアーの企画もするという点です。私の働いている施設では宿泊者向けのツアーをあまり実施していないので、私自身はツアーを企画したことはないのですが、やってみたくなりました。河鹿荘のツアーは、職員が自分の得意分野を生かして「星空観察」とか「美山の歴史」などのテーマでツアーを作っているみたいで、自分が企画したツアーにお客さんが集まって、その方々を自分でご案内できたらいいなぁと。チラシも企画した職員自身が作って、募集・催行の責任まで担当すると聞いて、びっくりしました。大変そうだけどやりがいがありそうです。

実は河村さん、2日目は多少の手持ち無沙汰感があり3日目をどのように過ごすか不安があったとのこと。でも、自分から「客室の様子を見せてほしい」「お風呂のことも知りたい」と伝えるなど主体的に取り組んでいました。午後は大野さんの案内で、美山ふるさと株式会社全体を把握(自然文化村は南丹市からの指定管理施設として運営)するとともに、美山町全体のエコツーリズムを大づかみできるよう、関連する組織や宿泊先も回りました。来訪先では、ちょうど鹿の解体が始まったところに鉢合わせ、思いがけずその様子も見学。「鳥肌が立つくらい怖かったです。でも、昨日食べたお肉(鹿)も、こんな風に地域の中に猟師さんがいて、仕留めたものがお肉になって、食べるんだと思うと、だんだん慣れてきて、猟師さんの手際の良さに見とれていました」と興奮気味に話してくれました。





 午前中は栃の皮はぎをし、栃の実を蒸して混ぜ込んだお餅つきをし、午後もまた栃の皮はぎ…と、「朝から晩まで栃まみれだった」と話す江川さん(江和ランド)が、夜に語った言葉を紹介します。

TWS最終日は、3日間の職場体験を改めて振り返り、美山との関わり方をみんなで考える時間を持ちました。会場は、江和ランドに隣接する「聰山美術館」。移築して建てられた茅葺古民家のなかに、美山を愛した洋画家・高木聰さんの遺作が並ぶ、詩情あふれるアート空間です。

栃の実の皮はぎを通して、昔の人の暮らしの時間軸の長さを感じることができました。目の前のことを必死に作業して、手仕事にしていくことが、その後の1年・2年・5年・10年後に通じていくーそのことがすごく豊かだなぁと思ったし、豊かな生活ってこういうことをいうんだろうなぁと思いました。栃餅を食べるための仕込みの半年が“ケ”だとしたら、餅つきは“ハレ”の瞬間。今日の餅つきは本当に晴天で、“ハレ”の空気を思いっきり体感しました。お餅つきというと、子どもの頃は食べることしか考えていなかったけれど、お餅をつくのも、丸めるのも楽しい!とにかくアッパレという感じで、尋常じゃない仕込みの一連の先に餅つきがあるんだと感じましたね。昔の人もこんな感覚でお餅をついていたのかな…と想像できたし、餅つきというのはすごく象徴的なものなんだと実感しました。

また、初日“漠然と参加している自分自身”を吐露した阿波屋さん(DMO)は、「正直、昨日まではあちこち連れていってもらっても、そのことがDMOとどのようにつながるかわからなかったけれど、今日は職員の定例ミーティングに参加させてもらって、全体の中での位置付けが見え腹落ちした。DMOとして目指す方向性や、どういう状況を作り出したいのかが聞けて、わくわくした」と点から面へとつながった様子。

参加者一人一人が各職場の空気感を全身で受けて、自身の中に取り込んでいくーそんな広がりや深まりが起きているように見て取れました。





夜はお世話になった職場体験先の方々も交えた懇親会。今回の事業に広報を中心に支援くださっている京都移住計画のメンバーも合流し、広く移住というキーワードでのアドバイスや情報提供をしてもらいました。また、受入先のスタッフと参加者、あるいは参加者同士…と、夜遅くまで話し込む姿が見られ、熱量の高い時間となりました。


4. 3月5日(4日目)








最終日の朝はヨガからスタート。キリッとした冷たい空気と朝の光を、体の隅々まで取り込んだあと丁寧に身体を伸ばしたりほぐしたり…。身体の端々まで血が通い、グルグルとエネルギーが巡る感覚で包まれました。朝食後は江和ランドを後にし、4日間の体験をふりかえるクロージングセッションを持ちました。京都移住計画の田村篤史さんにも入っていただきながら、いくつかの問いを重ね、参加者一人一人の言葉をわかちあいました。


—トライアル・ワーキングステイへの参加の目的と、達成度はいかがでしたか?

—普段の日常(都会)と美山(田舎・中山間地)での暮らしの実感を感じた部分は何でしたか?

—職場体験として、仕事の視点で特に印象深かったこと、感じたことは何ですか?



今後のアクションプランと4日間の感想をシェアした後、受け入れてくださった職場体験先のスタッフ・職員の方々からのエールを受け取りました。最後に企画者である青田真樹さん(南丹市美山エコツーリズム推進協議会)から、「美山町の人そだて・まちづくり・しごとづくりを今後どのようにしていくかという問題意識から、観光を通じて移住者が増えるきっかけを作りたいという意図を持って本事業を企画しました。美山を知っている人が増える、好きな人が増える、あの人はどうしているんだろうと気になる顔が美山にある…の先に、美山の日常がつながっていたらと思っています。暮らすように旅をするーという考えでこれからも美山のエコツーリズムを考えていきたい」との言葉で3泊4日のみやまトライアル・ワーキングステイは終了しました。

丁観光と暮らしが限りなく重なる美山という地域特性。それは、観光客のために生活を開示するというよりも、美山にある日々の営みの中に訪れる人が入り込み、融和するような地域を指すのかもしれません。



江和ランド 美山観光まちづくり協会(DMO) 自然文化村
1日目 ・職場説明
・こんにゃくづくり
・お米の選別
・職場説明
・北村集落(かやぶきの里)見学
・事務所で書類チェック
・職場説明
・フロント業務体験
2日目 ・味噌づくり(1)(大豆の仕込み)
・冬野菜の収穫
・味噌づくり(2)
・栃の実 皮はぎ
・「美山女子時間」(鯖寿司づくり)イベントの見学
・外国人向けWEBコンテンツ取材への同行
・鶴ケ岡地区の見学
・ツアー企画(案)の広報検討
・業務説明
・館内清掃
・北村地区周遊(レンタサイクル)
・職員との事業検討
3日目 ・栃の実 皮はぎ(1)
・栃餅づくり準備
・餅つき
・栃の実 皮はぎ(2)
・エコツアーカフェ参加者アンケート集計
・職場定例ミーティング出席
・ツアー造成・旅行事業部ミーティング
・ツアー情報PC入力作業と事業説明
・客室・浴場見学
・栃餅づくりと餅つき(江和ランド)
・町内ツーリズム拠点全域見学


参加者の声





阿波屋泰喜さん(美山観光まちづくり協会)

今まで、生活と仕事は別のものとして切り離して考えていたが、美山では一体化していた。都会だったら、自分の好きな人だけを選んで心地よい関係性を作り出せるけれど、ここでは郵便屋さんと世間話したり、いろんなところに顔を出して声をかけあうことが日常で、仕事を進める上では思った以上にこうした関係が大切で、泥臭いものなんだとわかった。DMOの仕事もツアー造成だと聞いてきたので、ターゲットから考えていたけれど、美山の観光というのは、美山にある暮らしそのもので、暮らしの延長線上にある文化を作っていくことなのだと、見えた気がする。



江川加絵さん(江和ランド)

味噌作りのカマドの火、宿泊の部屋の薪ストーブの火、味噌作りの大豆、鹿の肉、雪、川の水…と、火・土・水を感じる3日間だった。自然な暮らしというのは限りなくこの火・土・水と一体になっているものだし、それを実感できる生活だと思った。また、すごく身体を使う生活をしていたんだなぁとも思った。手づくりというのは手を使うだけではなく身体を全部使うものだと感じたし、それが心地よくて、疲れているのに気持ちが良かった。この3日間でもらったものが多すぎて、結局自分は何もできていないという感覚もある。田舎で暮らすとなると、運転ができないとやっていけないし、薪も割らないと、火もつけられないと生きていけない。暮らしを移す決断をするには3泊4日では短い気持ちがするけれど、私は土に触れる暮らしをしたい、改めて田舎に住みたいと、この3日間で思った。



河村梢さん(自然文化村)

観光地としての美山は知っていたけれど、暮らすという視点で見たときにどのように映るかに関心があった。山・川・雪・星がきれいで、朝の雪の輝きと夜の星の多さが印象的だった。また、仕事の本質は都会でも田舎でも同じであり、似ているなぁと感じた。同時に、田舎に住んでいる人がみんな「田舎ならでは」の暮らしをしているわけではないことを知ったこともよかった。田舎に住んでいてもK-popが好きで、休みになったら京都や大阪のコンサートに行くという話を聞いて、自分のしたい暮らしをしたらいいんだと、気が楽になった。



坂本浩二さん(江和ランド)

農のある日常生活というのがどんなものかが知りたくて参加したが、肌感覚で美山をつかめたことが大きい。京都市内からの距離・雪の量など、イメージでしかなかったものが具体的にわかった。移住となると、ネットで買い物をするように“ポチッ”とはいかない。どこに住むかは縁だし、縁をつくるという意味では3泊4日がちょうどよかった。また、他ではお客さんとして体験を享受することが多かったけれど、江和ランドでは、暮らしに必要な作業の一部に加えてもらったというか、日常として過ごさせてもらえたことがありがたかった。来週からは農業学校、来月からは狩猟アカデミー…と実地に学ぶことが増える。これらをお稽古事にせず、ワーカーとして働けるように積み重ねたい。


受入先の声



大野琢馬さん(自然文化村)
受入先としても学ぶことが多くあった。感じ取ってほしかったことは、複合観光施設が地元と密着しながら行っていくとはどういうことかという部分。地域のつながりがあるからこそ成立するコンテンツがたくさんあり、人間関係が肝だということ。美山には「てんごり」という言葉があるが、(手間返しという意味の方言)日々はこの「てんごり」の繰り返し。助け合うことに心地よさや魅力を感じる人は、田舎での暮らし・美山での仕事が向いている。ぜひ、そんな方は「住む」ということに向けて駒を進めてほしい。

大野千翔世さん(江和ランド)
短い4日間。かなりのハードワークで、やってもらいすぎたかなとも感じているが、栃へし(栃の実の皮はぎ)は、水がぬるくなる前のこの時期、今まさにやらなければならないことだったので助かった。栃は地元のおばあちゃんから教えてもらった知恵があって初めて栃餅になっているし、田舎の暮らしは季節で回ってくるサイクルがある。種を蒔き、育て、収穫して、食べるーその流れを一連のものとして体感してもらえたとすればありがたい。

高御堂和華さん(南丹市美山観光まちづくり協会)
3日間、雑多な仕事をあれこれやってもらったが、DMOにはいろんな業務があることを体験してもらえたのではないか。マーケティングがしたいと希望されていたが、数字・統計だけでなく、日々の会話、やりとり、地味なところにマーケティングがあると考えている。そこを感じとってもらえたら嬉しい。美山は素敵なところ。空気の違い・水の色の違い、四季の移り変わりだけでなく日々変化するので、ぜひいろいろな季節の美山を感じに、また来てほしい。